派遣キャバ嬢リカのNO1への道

これは私がたくさんの人々の支えのおかげでNO1になっていくまでの物語

別れ

彼ならきっと分かってくれる!

その期待を胸に彼と会う約束をする。

「なんかあった??。大丈夫??」

会った途端、彼から心配の言葉がもれる。

リカ「ん?。なんで??」

「学校終わりに急に呼び出すから。。少し気になって」

心配してくれたんだ・・・。

胸が熱くなるのを感じながら、切り出す。

リカ「あのね・・・。私。。。」

「うん・・・。」

しばらくの間のあと、

リカ「水商売のアルバイトをしようと思うんだけど・・・・。」

「水商売?!」

リカ「うん・・・。ダメかな??」

「ダメというか・・・。なんで??」

そうだね・・・。理由を言わないと。

リカ「去年に父が亡くなって、家の事情で今後授業料を払うことができなくなりそうなの。。」

「え!!」

リカ「弟が大学に進学したいって言ってるし、そのお金も・・・。」

「なんで言ってくれなかったんだよ!」

彼の言葉が強くなる。

「言ってくれたら俺だって。。。」

リカ「でも・・・。これは私の問題だから。」

「俺が父さんに頼んで。。」

そう、彼のお父さんは有名な事業家で・・・。

リカ「そんなの頼めないよ。迷惑をかけることになるし。」

「迷惑なもんか!。水商売ってその・・・好きでもない男に声をかけられたりするってことだろ??」

リカ「うん。でもみんなやってるし。。」

「そんな男たちと付き合って、その・・・関係を持ったりってことだろ。」

リカ「そんな大げさだよ。」

「そんな汚い世界にリカが行くのは絶対に嫌なんだ!」

汚い・・・?。

リカ「汚いって何??。」

「だってそうだろう!。好きじゃない人と付き合って、その人からお金を搾り取る!。それのどこが汚くないって言うんだよ!」

そんなこと言ったって・・・。

リカ「私だって好きでやるわけじゃないけど、ある程度の説明を受けて大丈夫だって分かったからこうして相談してるし。」

私なりに悩んだし。

リカ「でも、今はこうするしかないから。聞いてるだけなのに。。」

「説明を受けたってことは、そういう仕事をしたってことなのか??」

リカ「・・・」

「そんな女だとは思わなかったよ!」

彼は吐き捨てるように言うと、私から目線を外し二度と目を合わせることはなかったのでした。。